備前焼の出来上がるまでの工程をお伝えしましょう!

その前に・・
【 土練り三年。ロクロ六年。】という言葉があります。
備前焼で一人前になるには十年の月日が必要と云うことですね!

それでは順番にご紹介します。

登り窯と松割り木。
○土の採取
50万年〜150万年前の地層の土(田んぼの下などに眠っています)を
掘り起こし、数年かけて乾燥・風化させます。
その土は『ひよせ土』と呼ばれます。その名前の由来は、冷たい水を
田んぼに入れぬよう〔ひよせ〕(日を寄せる)と呼ばれる水路を通し水を温める。
その場所の名称から由来されています。

○土造り
そのひよせ土を水簸。薄い泥水にし、底に溜まる砂分を除去。
うわ水を取り除きながら濃い泥水…そして粘土の固さになるまで乾燥させていく。

○土踏み
土練機の無い時代には足で踏んで練っていました。
ひよせ土だけでなく、山土など、造るものに対して配合を変えていきます。
そして粘り良い土になるよういったん土を寝かせます。

○土もみ
菊練りと呼ばれる練り方で、空気を抜きながら練っていきます。
固さの目安は皆さんの耳たぶ位ですね!

○成形
ロクロだけでなく、手ひねり・板作り・型おこし・・等
いろんな技法を用いて素地造りをしていきます。

○自然乾燥
収縮率の激しい備前の土は乾燥には気を使います。
日の当たらぬ風の通らぬ場所でゆっくりと乾燥させていきます。

窯の内部の様子
○窯詰め(約2週間)
登り窯・穴窯などいろんな窯の形状がありますが、全て炎の
通り道を計算しながら煙突から焚口にかけて詰めていきます。

○窯焚き(12日間)
備前焼は松割り木を用いることによって生まれる【窯変】
によって生まれます。置く場所の条件の違いを受け、二つとして
同じものは生まれません。そして長時間焚けば焚くほど
《備前焼の魅力》が増してきます。

○冷却(約10日間)
この冷却によって焼き上がりの色が変わってしまいます。
また収縮の激しい土の為、序冷しなければ収縮のズレによって
割れてしまう事があります。

○窯出し
数千点の作品が、その場所の雰囲気を受けて見事に変化して
出てきます。数ヶ月にわたる努力が実を結ぶ時です。
誰よりも作家が一番楽しみにしている瞬間です。

窯出しを待つ作品たち
○作品の手入れ
灰だらけでそれぞれが窯から出てきます。それを一つひとつ
布ペーパーすり、手触りよく仕上げます。また、花入等は
一晩水漏れ検査を行い、全てのチェックを受けてそして
いよいよ店頭に並びます。

簡単な説明ですがお分かりいただけましたでしょうか!?
もし、もっと詳しく知りたい方は
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